インスリンを大事に使う生活スタイルで血糖値改善!

年齢を重ねるごとに血糖値に悩まされる人が増えてきます。

ですがそもそも食事をすれば、私たちの血糖値は一時的には誰でも上がります。

これは食事によって摂取した糖質が血液中に流れるためで、糖尿病の方に限らず、健常者でも同様です。

血糖値が上がる仕組み

それでも多くの場合血糖値が上がりすぎなくて済むのは、すい臓から分泌されているインスリンというホルモンのおかげです。

糖尿病にまでは至っていないけれども普段から血糖値が高くなりやすいという人は、このインスリンがうまく分泌されにくい体質であることが考えられます。

血糖値を下げる方法は大きく分けて食事面と運動面から考えることができますが、その前にまずインスリンの問題で血糖値が上がってしまう仕組みについて、簡単にポイントを押さえたいと思います。

実はインスリンは、普段から体の中にある程度は分泌されています。

これを基礎分泌と言います。

しかし食事によって血液中に糖質が増えると、血糖値を一定にキープするためには基礎分泌量だけでは足りないので、さらにインスリンを分泌しなければなりません。

これを追加分泌と言います。

日本人の場合はこの追加分泌が少なくなりやすいと言われています。

そのため食事をすると血糖値がどんどん上がってしまい、それが動脈硬化、糖尿病をはじめとする様々な病気へとつながるきっかけになってしまうのです。

食事と運動が大切な理由

このことを理解すると、食事と運動の意味が分かってきます。

まず食事ですが、現代は飽食の時代で、ほとんどの人はカロリーオーバーになっています。

インスリンの追加分泌が少ない人は、血糖値を下げるだけのインスリンを分泌しにくいにもかかわらず過剰にカロリーを摂取していて、もっとインスリンを出せとすい臓に負担をかけているのです。

そのような食生活を続けているとすい臓は疲弊してしまって、インスリンを出す能力をさらに低下させていきます。

ですから食事は栄養のバランスを取りながら、全体としてカロリーを制限するように調節することが大切です。

さらに大切だとよく言われる運動も、実はダイエットがいちばんの目的ではありません。

体脂肪、特に内臓脂肪が多いとインスリンの効き目が鈍くなるのでダイエットも大切ですが、それにはある程度長い期間が必要です。

むしろそれ以上に大切なのは、運動によって全身の循環を促進させて、インスリンを全身に行き渡らせることです。

そうすると、少ないインスリンでも効率的に糖質を取り込めるようになり、食後に急に血糖値が上がるのを抑えやすくなります。

血糖値が上がるのを抑えることができれば、もっとインスリンを出せとすい臓に負担をかける必要もなくなるというわけです。

いかがでしょうか。

血糖値が上がる仕組みと食事や運動の大切さが分かると、普段の生活の仕方も変わってくると思います。

自分の体質を理解して、体をいたわった生活をしていきましょう。